ウェブマスターになったばかりの方にとって、IT用語は分からないことだらけではないかと思います。でも、当然のようにみなさん利用しているので、いまさら聞けない用語もあるのではないかと考えています。
今回は「PV(ページビュー)・セッション・ユーザーって何?」について解説します。
この記事をご覧の方には「プラグインって何?いまさら聞けないIT用語」も参考になります。


PV(ページビュー)とは
アフィリエイターはアクセス解析の情報を基に、記事の方向性などを調整していきます。アクセス解析で表示される情報は幾つかありますが、その中の1つがPVと略されるページビューです。
PV(ページビュー)とは、ウェブサイトの各ページが表示された延べ数を表している数字です。
具体例を挙げると、ある訪問者がウェブサイトのトップページ、日記A、日記Bのページをそれぞれ1回ずつ見た場合のPV数は3になります。
PVは訪問者の数ではなくページの閲覧数
トップページにアクセスがあったものの、他のページを一切確認することなく去っていった場合のPV数は1です。訪問者の数は関係なく、ウェブサイト内の各ページが開かれた回数を合計したものを考えてください。
訪問者の数はUU(ユニークユーザー数)
もう1つ、アクセス解析で重要なのがUUと略されるユニークユーザー数であり、こちらは訪問者の数を表しています。どちらも重要な数字なのは間違いありませんが、アフィリエイトの分野ではPVの方がより重要ではないかというのが私の考えです。
1人の訪問者が色々なページを見てくれればPV数が増えますが、アフィリエイトは商品を売り込むわけですから興味を持ってもらう必要があります。
ユニークユーザー数も重要ですが、じっくりウェブサイトを見てくれた人と、トップページをちょっと見て帰ってしまった人も同じく1人とカウントされてしまうのです。
UUよりPVの方が重要だが…
これがアフィリエイトのサイトではなく、ニュースサイトなどならユニークユーザー数の方が重要かもしれません。
ところがアフィリエイトの最終的な目的は商品なりサービスを紹介して契約してもらうことですから、じっくりとウェブサイトを見てくれる人に重点を置く必要があると思います。
もちろん、訪れる人が少なければそれはそれで問題ですが、私自身はユニークユーザー数はあまり気にしていません。
それこそ、アクセスが非常に少ないにも関わらず狙い撃つように成果を出しているアフィリエイターの知り合いもいます。
どちらを重視するかは人によって違いますが、PVはアフィリエイトで重要な指標です。
セッションとは?
期間、学期などに訳されるのがセッションです。IT用語のセッションとは、ユニークユーザー数やPVと同じくアクセス解析で使われるデータの1つです。
アクセス解析での「セッションとは?」という疑問には、ある訪問者がウェブサイトを訪れてから離脱する度に増える数字と答えられます。
セッション=のべアクセス数
ウェブサイトを訪れたユーザーがトップページを見てすぐに離脱してしまった場合のセッション数は1ですし、逆に時間をかけてウェブサイト内をチェックしてから離脱してもセッション数は1と先に挙げた例と変わりません。
ただ、一般的に多くの人がイメージするウェブサイトの離脱と、セッションのウェブサイトの離脱はやや意味合いが異なります。
あるウェブサイトを開いてからそのページを閉じたり、ブックマークから別のウェブサイトに移動するとウェブサイトを去ったと判断してしまうのではないでしょうか。
アクセス解析におけるページ離脱のポイント
私もウェブサイトを去るとは何かと尋ねられたら、ページを閉じたり移動することだと答えてしまいます。ところが、アクセス解析ではページを閉じたり移動したりしても離脱したとは判断しません。
この辺りはアクセス解析によっても判断が異なるかもしれませんので断定はできませんが、離脱したと判断されるポイントは主に3つです。
1つ目はインターネットの接続が途切れてしまうパターンですが、ダイヤルアップ接続が主流だった昔と違って現在ではインターネット接続を切断することはまずありません。
2つ目はブラウザを閉じてしまうパターン、3つ目は一定の時間が経過するパターンで、一番多いのは最後の一定の時間が経過するというものだと思います。
誰かから電話がかかってきたなどの理由でインターネットを放置することはよくありますが、この時にブラウザをそのままにしても時間が経過すれば離脱したと捉えられてしまうのです。
逆に別のページに移動してしまっても、ブラウザを立ち上げたままなら一定の時間が経過しないと離脱したとは判断されません。
セッションとユーザーの違い
アクセス解析では自分のウェブサイトのPVなどが表示されますが、特に分かりにくいのがセッションとユーザーの違いです。
アクセス解析によってそれぞれの数字が増える条件も異なってくるのも分かりにくさの理由なので、ここでは訪問者がウェブサイトを訪れてから別ページに移動したりブラウザを閉じたりした時点でセッションがカウントされると仮定します。
セッションが2でユーザーが1になる具体例
仮に、ウェブサイトにある新規のユーザーが夜の7時に訪れて10分後に去り、10時に再び訪れてやはり10分後に去ったとしましょう。
このケースだと7時10分の時点でセッションが1増えて、10時10分に再びセッションが1増えるので合計のセッション数は2です。
そしてユーザー数ですが、こちらは最初の訪問の時点で1がカウントされるものの、2回目以降はカウントされないので1のままです。
つまり、セッションは同一人物であってもアクセスの度にカウントされますが、ユーザー数は最初にカウントされればその後は増えません。
セッションが実際に計測されるタイミング
実際には、セッションはウェブサイトを離れて一定時間が経過してようやく離脱したと判断されます。
そのため、短期間で再びウェブサイトを訪れた場合にはカウントが増えないケースもあるものの、基本的には訪れるたびに増えていくものと考えてよいでしょう。
別人が同じユーザーとしてカウントされるケース
また、アクセス解析ではユーザーをIPアドレスで判断しているので、IPアドレスが同じ場合は別人であってもユーザー数のカウントは増えません。
家庭でルーターを使用している、マンション単位でプロバイダと契約している場合などは別のパソコンでもIPアドレスが同じになる場合があるので、別人がアクセスしても1人と扱われてしまうかもしれません。
このような例外はあるものの、セッション数とユーザー数を把握しておけばサイト作りに役立ちます。例えば、ユーザー数は多いけどセッション数が伸びていないなら再び訪れる人が少ないと判断できるでしょう。
そのような場合はコンテンツの内容などを見直してみるのも手です。
関連記事「【IT用語】いまさら聞けないIT用語を一覧にまとめました」

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