2018年3月3日に開催されたA8フェスティバル2018 in福岡でのセミナー「SEOとリスティング広告を併用して売上を最大化させる方法」で、リマーケティング広告の重要性について説明を受けてきました。
2年ほど前に、株式会社WEB企画の水野さんも「SEOサイトを最大限に活用するスマホ特化型リタゲの外注化戦略」にて、リマーケティングについて詳細な解説をしています。

以前からリマーケティングについて興味があったのですが、A8ネットのセミナーを期に導入しました。
リマーケティングタグの設置については情報がなくても平気でしたが、コンバージョンの設定に関しては、情報が全くなくて苦労しました。
今回は、リマーケティングタグの設定方法を紹介します。ちなみに、私の運営サイトはワードプレスで作成し、テーマはsimplicityを利用しています。
コンバージョンの設定についても、そのうち記事を作成する予定です。
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グーグルアドワーズとCPCについて
今回はリマーケティングタグの設定方法をメインに紹介しますが、先にグーグルアドワーズやCPCについて説明しておきます。
グーグルアドワーズ
グーグルアドワーズは、Googleが提供している広告出稿システムです。
グーグル検索やグーグルアドセンスを設置しているサイト運営者のウェブサイトへの広告出稿が可能です。
広告の作成や予算の設定など、広告配信について細かく設定できるツールです。
ちなみに、Yahoo!が提供している同様のサービスにヤフープロモーション広告もあります。提供元が違うとはいえ、内容はグーグルアドワーズと同様です。
CPC
CPCとはクリック課金型広告での1クリックあたりの出稿費用(Cost Per Click)のことです。
グーグルアドセンスを利用している方は、運営サイトに設置した広告がクリックされると報酬が発生するでしょう。この時に、広告主が支払う金額のことです。
概ね1クリック30円~50円となることが多いです。ジャンルによっては、1クリックが1,000円を超えることもあるので、あくまでも目安として考えてください。
リマーケティングとコンバージョンについて
リマーケティングの重要性を理解するには、ウェブサイトのコンバージョンについて知っておく必要があります。
コンバージョン(CV)について
アフィリエイトサイトやネットショップの運営をしている方ならよく分かると思いますが、商品ページやランディングページの訪問者全員が商品を購入するわけではありません。
商品の購入やサービスへの申し込みをコンバージョン(CV)と言いますが、コンバージョン率(CV率)は、かなり売れるサイトでも20%~30%ぐらいになるのが普通です。
つまり、かなり売れるサイトですら、80%~70%の訪問者は取り逃がしていることになるのです。
これを解消するための施策がリマーケティング広告です。
リマーケティング
リマーケティングはサイトの訪問者に限定して広告を出稿する方法です。
この出稿方法を利用することで、広告費を抑えつつCV率を最大化することが容易になります。
商品販売ページやLPを閲覧した訪問者は、購買欲が高いことが予想されます。その訪問者に再度自社のページへの訪問を広告で促すことで、再訪問の確率を上げることができます。
商品販売ぺージやLPに再訪問してもらうことで、自然とCV率の底上げが可能となるのです。
リマーケティング広告について
10年ほど前のWEB広告では、コンテンツマッチング形式が主流でした。
コンテンツマッチングとは、旅行系のサイトには旅行関連の広告が、IT系のサイトにはIT関連の広告が表示される出稿方法です。
しかし、5年ほど前から訪問者ごとに表示する広告を変更する、パーソナルマッチングが技術的に可能となりました。
すると、サイト訪問者に限定して広告を出稿するリマーケティング広告が、コンテンツマッチングより効果が高いことが分かり、現在ではリマーケティング広告がWEB広告の主流となっているのです。
リマーケティングの実例
最近では多くの方が、自分が訪問したウェブサイトの広告が、他のサイトを閲覧している時にも表示されることに気付いているでしょう。
実際にリマーケティング広告の実例を紹介します。
例えば、日本旅行のウェブサイトを閲覧します。
その後、旅行とは全く関係のないウェブサイトを訪問します。すると、日本旅行の広告が表示されることがあります。
これがリマーケティング広告です。
リマーケティング広告の欠点
リマーケティング広告の欠点は、購買欲の高くない訪問者にも広告が頻繁に表示されてしまう点でしょう。
ウェブサイトを訪問するのは、購入や申し込みだけではありません。例えば、調査や情報収集で訪問することもあるでしょう。
その後、リマーケティング広告が別サイトの閲覧時にも頻繁に表示されるようになると、広告主のウェブサイトやサービスに嫌悪感を抱いてしまうリスクもあります。
ただ、現状最も効果のある広告出稿方法であることは間違いないので、より効果のある広告出稿方法が出てくるまで、リマーケティング広告はWEB広告の主流であり続けるでしょう。
グーグルアドワーズのリマーケティングタグ設定方法
つい最近、リマーケティング広告を設定したので、リマーケティングタグ設定方法を共有しておきます。
私の運営サイトは、ワードプレスで作成しており、テーマはsimplicityを利用しています。また、グーグルアドワーズはリニューアル版(β版)を利用しています。
なお、グーグルアドワーズへの登録方法などは省略します。
サイト運営者でグーグルアナリティクスを設置していない方はまずいないでしょう。
グーグルアナリティクスやサーチコンソールを利用していれば、グーグルアカウントはあるので、グーグルアドワーズはログインするだけで利用できます。
先にリマーケティング条件の設定方法を紹介し、次にリマーケティングタグ(グローバルサイトタグ)の設置方法を紹介します。
オーディエンスマネージャーへの移動
まずはグーグルアドワーズにログインし、移動のタブをクリックします。
入力欄に「リマーケティング」と入力すれば、候補が2つ出てくるので、オーディエンスマネージャー(リマーケティング)をクリックします。
オーディエンスマネージャーの画面は↓の画像のようになっています。
青い+のボタンをクリックし、新しいリマーケティング条件の設定を行います。
新しいリマーケティング条件の作成
リマーケティングはウェブサイトを訪れたユーザーに対して行います。
まずはオーディエンス名の設定です。○○リマケなどにしておくといいでしょう。
リマーケティング条件の設定
リマーケティング条件の設定を行います。
かなり詳細に設定できますが、最初は商品ページやランディングページの閲覧者などでいいでしょう。
条件を細かくし過ぎると、ユーザー数が少なすぎて広告が出稿できなくなる可能性もあります。最初は広めの条件で設定しておくといいでしょう。
リマーケティングを行うURLの設定
リマーケティングを行うURLの設定を行います。
商品販売ページやランディングページを設定するといいでしょう。
複数の商品がある場合などは、商品ごとに設定したり、カテゴリでまとめてリマーケティングを行うこともできます。
リマーケティングの有効期間を設定
リマーケティングの有効期間は最大540日まで設定できます。
デフォルトでは30日になっています。最初はデフォルトの設定でいいと思います。
リマーケティング条件の設定完了
ここまででリマーケティング条件の設定が完了します。
○○リマケをクリックすれば、条件の再設定も可能です。
より条件を絞ったり、条件の幅を広げたりして、最適なリマーケティング条件を探すようにしましょう。
リマーケティングタグの設定
リマーケティング条件を設定しただけでは不十分です。
ウェブサイトにリマーケティングタグを設置する必要があります。
リマーケティングについては、2番目の「広告のパーソナライズに使用する特定の属性やパラメータを収集」を選択するといいでしょう。
一般的なパラメータのUSER_IDだけで問題なくリマーケティングは可能です。
詳細の設定は特別必要でない限りはいりません。
グローバルサイトタグの取得
条件を設定すると、グローバルサイトタグを取得できます。
このグローバルサイトタグは、ウェブサイトの全てのページヘッダーに挿入する必要があります。
ワードプレスなら、子テーマをカスタムすることで簡単に挿入できます。
テーマの編集でグローバルサイトタグを設置
ワードプレスのテーマには子テーマのカスタマイズができるものもあります。
私の利用しているsimplicityでは、子テーマの編集をするだけで設置完了です。
「テーマの編集」⇒「header-insert.php」をクリックで、↓の画像のようになります。
ログインユーザーのカウントは必要ないので、「ログインユーザーをカウントしたくない場合」の↓にタグを張り付ければ設置完了です。
関連記事「【IT用語】いまさら聞けないIT用語を一覧にまとめました」

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