ネットショップを作成した方は分かると思いますが、作成してからの最初の2週間程度はアクセスもなく、販売もほとんどない状態だと思います。
それもそのはずです。SEOの対策効果が表れるのには、みなさんが思っているより長く時間がかかるようになっています。作成したばかりのサイトがいきなり上位表示されることなどありません。
最初のうちは、アドワーズ広告も使ってサイトに人を呼び込む必要がでてきます。
私も最初はそうだったのですが、「でもお高いんでしょう?」と思っていました。ただ、アドワーズ広告は自分でクリック単価と予算を決めて広告を設置することができるので、テストで行うのもやりやすいですし、がっつり売り込むのも可能です。
ホームページ作成業者なども今はアドワーズ広告の運用代行などで稼ぐようにシフトしているところが多く、それだけ広告戦略は重要なものなのです。
業者などに依頼する前に、まずは自分である程度できるようになっておくことが重要です。
はっきり言ってしまえば、自分でできないと、必然的に業者に依頼することになりますが、業者が設定している広告が本当にいいものかどうか、余計なコストがかかっていないかを見抜くのには、自分でも設定できることが大前提です。
このあたりは業者にもよりますが、業者も商売ですので、クリック数が多くなりやすい設定をこのんで利用するでしょう。広告の無駄うちもあえて入れてくるところもありますし、このあたりを見抜けないと、広告費に余計なコストがかかってしまいます。
ネットショップもやるからにはしっかり利益を上げていきたいと誰もが考えていると思います。今日はグーグルアドワーズについての説明をしていきたいと思います。
この記事をご覧の方には「【ネットショップ比較】カラーミーショップ・メイクショップ・BASE」も参考になります。
グーグルアドワーズとは?クリック課金型広告
グーグル検索エンジンを使って検索をした時に、検索結果の上から3つ目までは他のとは違う検索結果になりませんか?
言葉で説明するのは少し難しいのですが、サイト名の左横あたりに小さく黄色い囲い文字で広告と出ているのに気がついたでしょうか?
その広告という文字を確認したら、今度は右側のリストを見て下さい。これらも一番上の左側に黄色い囲い文字で広告と出ていませんか?
もうお気づきの方もいると思いますが、グーグルアドワーズとは、この広告表示欄に自社のサイトを掲載するためのツールなのです。
リアルで言ういわば折込チラシ|コストはどの時点で発生する?
グーグルアドワーズでコストが発生するタイミングについて
検索結果の上部に表示されるのがグーグルアドワーズですが、リアルで例えるなら新聞の折込チラシが近いのではないかと思います。
ネットショップのオーナーさんが気になるのは、「どの時点でコスト(経費)が発生するのか?」だと思いますが、折込チラシと違うのは以下の点です。
折込チラシは配布時点でコストが発生する(○○市内○万枚でいくらなど)
グーグルアドワーズはクリックされた時点でコストが発生する(1クリック○円)
極端に言えば、グーグルアドワーズで広告を設定して、検索結果の一位に表示したとしても、一度もクリックされなければコストは0円だということです。これなら広告欄に表示できる分グーグルアドワーズで広告を設定した方がいいですよね。
とはいっても、そう上手くいかないのが難しいところです。
広告の表示順はどのようにして決まるのか?
最も単純な考えはクリック単価の高い順番に表示されるということです。
例えば、「お菓子」というキーワードにグーグルアドワーズを設定したとしたら、1クリック10円のAサイトよりも、1クリック20円のBサイトの方をグーグルは上位表示させるようにします。
当然Bサイトがクリックされた方がグーグルは儲かりますからね。
とはいっても、そう単純に決まらないのがグーグルアドワーズの面白いところです。
グーグルのSEOの基準を一言で表現すると「ユーザビリティが高いサイトを上位表示する」になります。つまり、ユーザーが検索した語句に最も合致するサイトを上位表示するようにしているのです。
これらを数式などのルールにしたものをアルゴリズムと読んでいます。
SEOと同じルールが広告出稿にも適用される
その考え方は広告にも適用されていて、単語に対するクリック単価が高くても、中身のサイト内容が粗末なものだとグーグルに判断された場合は、順位が落ちるようになっています。
これがグーグルアドワーズのもう一つの利用方法で、サイトSEOの強化に繋げるヒントがもらえるようになっているのです。
広告を設定するということは、当然現時点では自然SEOでは上位表示されておらず、かつその単語で上位を取りたいから広告を表示するわけですよね。
私も実際に運用して気付いたのですが、グーグルアドワーズは適正な使い方をすれば、自社サイトのSEOを強化することにも繋がっていくようになっています。
グーグルアドワーズにはSEOのヒントがいっぱい
グーグルアドワーズを設定するのは、広告を出したいサイトのURLを登録し、広告表示を決め、購入する単語の単価を設定する必要があります。
これらに関しては後で詳しく説明しますが、設定してしばらくすると、グーグルから色々なヒントが貰えるようになっています。
SEO対策の参考になるグーグルからのヒント
貰えるヒントは下記の通りです。
- より回数を多く表示させるための予算を増やす提案
- より回数を多く表示させるための単語を増やす提案
- サイトの平均広告表示順位
- サイトが広告にマッチしているかどうかのアラート
- 単語の予算がライバルと比較して低すぎるかどうかのアラート
私は大体この辺りのヒントをチェックしています。
特に、サイトの平均広告順位やサイトが広告にマッチしているかどうかのアラートは自然SEOの強化にも役立つのでしっかりチェックしておきたいところです。
単価設定・予算設定の仕方
ここまで来ると「でもお高いんでしょう?」とか「クリック単価だといくらになるのか分からなくて怖い」などの疑問が出てくるんじゃないかと思います。
でもご安心下さい。1日あたりでの予算を決めることもできるし、単価も自分で設定できるようになっています。
例えば、実際にチラシをまいたら10万円ほどかかる見積もりが出たとします。
でもあなたは3万円程度が広告の予算と考えていたとしましょう。
それなら、1日の予算を300円に設定し、1ヶ月広告を出してみるという選択ができるのです。
予算を設定すれば経費の管理が簡単にできる
この設定なら、多少の誤差はありますが、上限を3万円程度に抑え、クリックされることが少なければコストを3万円以下に抑えることも可能となります。
グーグルアドワーズはクリックされない場合も表示されますから、1回もクリックされなかったとしても全く効果がないとは言い切れません。一度見たサイトの概要から、他の単語で検索してサイトに来てくれるかもしれません。
より多くの人に見てもらうには?
広告を出すからには、より多くの人に見てもらえるようにしたいと誰もが考えると思います。グーグルアドワーズを設定した後は、広告の内容や単価設定をこまめに変更したり、リンク先のサイトをメンテナンスしていくことが重要です。
サイトメンテナンスのポイント
上でも少し説明していますが、下記の点をしっかりメンテナンスしておくのがいいです。
- 広告の中で使われている単語がきちんとリンク先のサイトに入っているか?
- 単価設定がライバルに比べて低すぎないか?
- サイトの内容が低すぎて表示されない状態になっていないか?
だいたい3日に1回程度の頻度でメンテナンスをするのが望ましい状態です。
お金をかけない分、手間はしっかりとかけてあげましょう。
コストを抑える効果的な設定
とはいっても、やはり広告コストは押さえておきたいものだと思います。そんなあなたにおすすめの設定は曜日設定・時間設定・エリア設定です。
グーグルアドワーズはかなり機能が充実していて、広告を表示させる曜日・時間帯も設定することができるようになっています。
週末の深夜帯など曜日と時間を広告表示の条件にできる
一般的に夕方から深夜にかけてWEBサイトを検索することは多くなります。
例えば、夕方18時~深夜0時まで、さらに木、金、土、日の週末に限った広告表示といった設定も可能です。
地域で絞って広告を出稿できる
また、実際の店舗の案内などの場合、都道府県や市区町村単位で決められるエリア設定も行っておくのをおすすめします。
ネットショップなどの場合、この設定は全く必要ありませんが、実店舗の場合は、東京の店舗なのに北海道の人に表示させてもあまり意味があるとは思えません。
折込チラシをまく時もそうだと思いますが、実店舗には通える範囲での設定をしておくのが無難だと思います。
一時期に比べてグーグルのエリア管理も精度が高くなりました。この辺は好みで設定しておくのがいいでしょう。
エリア設定の目安
大体、実店舗がある県内、その隣の県ぐらいを目途に設定しておくといいと思います。
県外のお客様が全然いないような店舗の場合は県内のみやもっと狭く設定するなら市内のみでも十分な効果が見込めます。
実際のクリック数などはかなり減ってくると思いますが、サイトを見た後に店舗を訪れてくれる可能性は格段に上がると思います。この設定は使わないと余計な費用がかかってしまうことになるので、実店舗の宣伝の場合は絶対に使っておいた方がいいです。
最も重要なのはコンバージョン|1件受注にいくらかかる?
ネットショップの場合では、クリック広告でサイトに入ってもらっても、商品を買ってもらわないことには広告の意味がありませんね。
広告でサイトに入ってくれた人が商品を買ってくれる確率をコンバージョンと言います。
サンプルが増えてくるとクリック何回で商品が1個売れるといったことが分かってくるのですが、これをコンバージョン単価と言います。
効果測定に必須のコンバージョン設定
コンバージョンの条件を設定しておけば、グーグルアドワーズではこのコンバージョン単価は自動で計算されるので、管理者の方は必ずチェックしておきましょう。
コンバージョンの条件も色々あります。
例えば、「メール問い合わせ」「電話問い合わせ」「資料請求」「商品注文」などがあります。
私は店舗運営者なので、「商品注文」を必ずコンバージョンに設定するようにしています。利益が上がらなければ広告の意味もありませんからね。
広告出稿により利益が増えているのかをチェック
このコンバージョン単価は宣伝費用になりますから、商品の原価を割ってしまっていないか必ずチェックをします。売上が上がっても利益が上がらなかったら意味がありませんからね。
初めて商品が売れるまでは少し怖いこのコンバージョン単価ですが、広告の掲載を続けていくとある一定の値で安定してきます。
この時のコンバージョン単価が広告宣伝を行った際の経費になります。
万が一この単価を商品の仕入れ値に足した時に赤字になってしまったら、その商品はネット販売向きの商品ではないということになります。
大体は商品単価が低すぎるか、商品の需要がなさすぎることが原因ですから、その場合は広告自体をやめる選択もありですね。
関連記事「【IT用語】いまさら聞けないIT用語を一覧にまとめました」
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プラン比較表 | エコノミー プラン |
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月額利用料金 (税込) |
900円~ ~1,080 円 |
1,332 円 | 3,240 円 | 7,800 円 |
初期費用 (税込) |
3,240 円 | 3,240 円 | 3,240 円 | 3,240 円 |
販売手数料 (税込) |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ディスク容量 | 0.2GB | 0.2GB | 5GB | 100GB |
1商品あたりの 画像枚数 |
4枚 | 4枚 | 50枚 | 50枚 |
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