ウェブマスターになったばかりの方にとって、IT用語は分からないことだらけではないかと思います。でも、当然のようにみなさん利用しているので、いまさら聞けない用語もあるのではないかと考えています。
今回は「ユーザーエクスペリエンス・ユーザビリティって何?」いまさら聞けないIT用語について解説します。
この記事をご覧の方には「独自ドメインを取得するメリット|SEO対策とサーバー変更リスク低減」も参考になります。


ユーザーエクスペリエンスとは
ユーザーエクスペリエンスは、様々な業界で使われている言葉です。ユーザーエクスペリエンスはユーザー体験と訳され、サービスを提供されるユーザーの反応のことを指しています。
ユーザーエクスペリエンスにこだわるディズニーランド
昔から今に至るまでずっと人気なのがディズニーランドですが、ディズニーランドはユーザーエクスペリエンスに対して徹底的にこだわっていると言えるでしょう。
おもてなしが流行語大賞になったのは2013年のことですが、ユーザーエクスペリエンスはおもてなしによる反応と言い換えてもよいのではというのが私の考えです。
ディズニーランドのように実際に何かを体験するところならユーザーエクスペリエンスは分かりやすいものの、インターネットだと途端に抽象的な言葉になります。
ユーザーエクスペリエンスの定義
ブラウザゲームのようなサービスならともかく、普通のウェブサイトにおけるユーザーエクスペリエンスとは何なのか、これは定義しにくいところです。
ユーザー体験と訳されているので劇的な体験が必要というイメージがあるかもしれませんが、要は訪問してくれる人が何かを感じ取ってくれればそれはユーザーエクスペリエンスになります。
例えば、ウェブサイトのデザインがすごく優れていて感銘を受けた、これも立派なユーザーエクスペリエンスです。
ウェブサイトのテキストに夢中になる、掲載している画像をすごいと感じる、これもユーザーエクスペリエンスの一種です。
まずは使いやすいウェブサイトを目指すこと
アフィリエイターは商品なりサービスなりを売り込むわけですが、ユーザーエクスペリエンスのことを必ず考慮する必要があります。
サイト内のリンクが分かりにくい、デザインが無駄に派手で目に優しくないなどユーザーエクスペリエンスの面で問題があるウェブサイトだとユーザーはすぐに離れてしまうでしょう。
Googleの検索順位がどのように決められているかは分かっていないものの、ユーザーの滞在時間は重要だと目されています。
ユーザーエクスペリエンスのことを意識して、有用で使いやすいコンテンツを届ければユーザーの滞在時間も伸びていくはずです。
ユーザーエクスペリエンスとSEOの相関関係
ユーザー体験と訳されるユーザーエクスペリエンスは、アフィリエイトの分野でも重要です。
読みやすく、訪れる人の心を掴むような要素があるウェブサイトを作れば、Googleからの評価も上がります。
Googleは検索を使うユーザーのことを第一に考えている、これはGoogleが公式に発表している理念の1つです。
Google検索の順位がどのような仕組みで決定されているかは明らかになっていないところが多いものの、基本的にはGoogleの理念に従ってユーザーのためになるウェブサイトを作っていきましょう。
ユーザーエクスペリエンスとSEOの相関関係は密接
Googleからの評価を上げて検索で上位に表示されるようにすることはSEO対策と呼ばれていますが、ユーザーエクスペリエンスとSEOの相関関係は密接と言っても過言ではありません。
仮にダイエットのためになるサプリメントを探しているとして、ユーザーエクスペリエンスの面であまり優れていないウェブサイトとはどのようなものかを例に挙げていきます。
まずサプリメントとは関係のないところだと、改行がされていないなど文章が読みにくい、カテゴリが雑多でウェブサイト内を移動しにくい、デザインが合わないなどは駄目な例です。
ユーザー毎に最適なウェブサイトは変わる
もっとも、この辺りの好みは人によっても異なりますし、パソコンとスマートフォンで見え方が異なる場合もあるので一概にこれがよい、これが駄目だとは言いにくいです。
そしてウェブサイトの具体的な内容だと、検索エンジンで調べたサプリメントが引っかかったから来たのに、軽くしか触れられていなかったらやはりがっかりしてしまうでしょう。
駄目な理由は色々とありますが、このウェブサイトを見ても無意味だと思われたら早々に立ち去られてしまいます。
ユーザーを集めても、先に挙げた理由でウェブサイトに滞在する時間が短いようだとSEO対策の面では不利になると考えてよいでしょう。
逆にユーザーの心を掴んで長く滞在してもらえればGoogleからの評価も上がりやすく、より多くの人が訪れやすいというわけです。
ユーザビリティとは
ユーザビリティとは英語の「use」と「able」から来ている言葉です。使い勝手といった風に訳されているものの、実は明確な定義というものは存在していません。
提唱する人や団体によって定義が異なるのがその理由ですが、私としては国際標準化機構によって定義されたものが最もしっくりきます。
あるユーザーが目標を達成する場合の有効性、効率、満足度の度合いというのが国際標準化機構の定義です。
有効性=目当ての製品に辿り着けるか
こう書くと分かりにくいかもしれませんので通販に対応したウェブサイトで例えると、有効性は目当ての製品に辿り着けるかどうかです。
バージョン違いが複数あるなどの理由で目当てのものを探しにくい、このようなことはよくありますが、通販のウェブサイトでその辺りが分かりにくく目当ての商品を間違えてしまう人が出るなら有効性に問題があると考えられます。
その商品のページになかなか辿り着けない場合には効率がよくないですし、ウェブサイトが重たいなどの理由で使いにくいなら満足度が下がってしまうでしょう。
アフィリエイトサイトでの有効性とは
アフィリエイトでもユーザビリティは重要ですが、先に挙げた通販の例とはやや異なる考え方が必要です。
検索して訪れる人が多い以上、アフィリエイトのリンクを貼っているページに直接来る人が増えます。
そのため、アフィリエイトでの有効性とはアフィリエイトリンクを目立つところに設置することや、設置忘れを防ぐことではないでしょうか。
効率=アクセシビリティ
効率についてはカテゴリなどを使って別のページにアクセスしやすいよう整えるのが基本です。
満足度は先程の例と同じく重たいなどの理由で下がっていきますし、アフィリエイトの場合はテキストの内容が大きく関係してきます。
アフィリエイトは通販とは違って、最初から何かを購入しようと考えて訪れる人が少ないので、ウェブサイトのユーザビリティに問題があるならあっさりと離れていってしまうでしょう。
客観的な視点を持って、初めて訪れた人にとって分かりにくいウェブサイトになっているかを常にチェックしてください。
ユーザビリティとSEOの相関関係
一般的には使い勝手や使いやすさと訳されているユーザビリティですが、ユーザビリティとSEOの相関関係については判断が難しいところです。
Googleの評価を高めて検索順位を上げていくのがSEO対策ですが、ユーザビリティをどこまでGoogle側が判断してくれるかが大きな問題です。
クローラーが何を計測しているのかは不明
Googleはクローラーと呼ばれるロボットをインターネット上に巡回させていて、クローラーが持ち帰った情報が検索順位に繋がります。
ところが、細かい仕様については明らかになっていないので、ユーザビリティをGoogleがどう判断しているかは現時点では分かりません。
ユーザビリティはSEOと無関係ではない
ただ、ユーザビリティがSEOと全く無関係ではなく、ウェブサイトの完成度を高めればユーザーは喜んでくれます。
サプリメントを売り込むウェブサイトを作ったと仮定して、成分など専門的な情報が詳しく載っていてウェブサイト内が移動しやすければ多くの人が訪れてくれるでしょう。
ウェブサイトの質が高ければウェブサイト内の色んなコンテンツを見てくれて、Googleからの評価も高まっていきます。
そのため、ユーザビリティのことを気にしないよりは、しっかりとユーザーを意識してウェブサイトを組み立てた方がよいでしょう。
ユーザビリティの向上≠上位表示
もっとも、問題なのはユーザビリティに注力しても必ずしも検索順位が上がっていくとは限らない点です。
多少見づらくても1日に何度も更新しているサイトの方が人が多く訪れて結果的に上位に表示される、このようなケースが起こるのがアフィリエイトの世界です。
また、ユーザビリティのことを考えると記事の文字数を少なくして簡潔にまとめるのがよいと言われているものの、文字数を少なくするとGoogleは情報不足と判断することもあります。
ユーザビリティとSEOは関係しているところもあるものの、両立できないポイントもあるのは知っておいてください。
私は訪れてくれた人がすぐに帰らないよう読みやすさ、ウェブサイトの軽さについてはかなり意識していますが、SEO対策とユーザビリティは切り離してウェブサイトを作成しています。
関連記事「【IT用語】いまさら聞けないIT用語を一覧にまとめました」

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