ネットショップの作成は比較的簡単になってきました。しかし、ネットショップを作成しても、なかなかアクセスが集まらず苦労している方は多いと思います。
私もネットショップを立ち上げた当初は本当にアクセスが集まらず苦労をした経験があります。ただ、ネットショップのアクセスを上げる方法はSEOの観点から考えれば至極当然で当たり前のことをやるだけでした。
これからネットショップを開設しようと考えている方や、今ネットショップを運営している方は、どうしてもSEOについて知っておく必要がでてきます。
今回はネットショップのアクセスを上げるために知っておきたいSEOの4つのことを説明します。
この記事をご覧の方には「【ネットショップ比較】カラーミーショップ・メイクショップ・BASE」も参考になります。
自慢話を聞いてもらうにはお金を払うこと
SEOに一番必要な事は、検索者の視点に立って考えることです。
少し立ち止まって考えればだれでもわかることではありますが、ほとんどの人がネットショップなどを運営すると、サイト運営者の視点で伝えたいことを伝えようとしてしまいます。
SEO対策に必要な検索者の視点
SEOは検索エンジン最適化ですから、検索している人のことを最もよく考える必要があります。
なので、ネットショップのアクセスを上げたいと思うなら、ネットショップに関わりのある情報や店長の豆知識などを利用して、見込み客へのアプローチをするのが最も簡単で確実な方法だと思います。
あなたのお店を訪れる方は、商品を買いにきているわけではないはずです。解決したい問題があり、その手段として商品を選んでくれているだけです。
来店する人の悩みにフォーカスしてページを作成する
あなたのお店を訪れる人はどんなことに困っている人なのでしょうか?
この「困っていること」は検索で調べる対象になります。
また、この「困っていること」がなかなか検索されないようなマニアックなものであればあるほど私はSEO効果が高くなると思っています。
悩みが深ければ深いほど上位表示されるページの作成は簡単
難しい問題であったり、特殊な問題であったり、なかなか検索されないような問題の解決方法は、やはり検索でも出てこない(情報提供している人がいない)ことが多いです。
ここに焦点を当てたコンテンツを作成したなら、すぐにそのコンテンツは上位表示されます。
なので、コンテンツの提供は細分化されていればいるほど、あなたのネットショップの独自性を前面に出すことができますし、差別化を図ることができます。
あなたのお店を利用する人が困っていることを解決できるコンテンツを作成すれば、ネットショップのアクセス数を稼いでくれるようになってくるはずです。
手軽にコンテンツを作るなら店長ブログがおすすめ
簡単にコンテンツを作るなら、店長のブログなどを作成するのがいいと思います。
商品のこだわりや商品にかける想いなども商品を売るためには必要なのかもしれませんが、検索される情報ではありません。
商品がいかに優れているか自慢するのは厳禁
商品がいかにいいものかを謳っているページはいわば自慢話をする人です。
現実でも自慢話を聞いてもえるのは、自分が上司や先輩などの強い立場であるか、キャバクラやホストクラブなどでお金を払っている時などだけのはずです。
ネットショップにクリック型広告を利用するパターンが多いのは、ページが自慢話ばかりで役に立つ情報が少ないからです。
役に立つ情報でないと検索エンジンには評価されません。自慢話はお金を払って聞いてもらうしかないのです。
検索の種類は大きく分けて3つ
自分が検索する時のことを考えると分かるのですが、買い物につながるような検索は割合にするとかなり少なくなります。
大抵は飲み会で利用するお店を調べたり、日常生活や仕事で困っていることの情報を調べたりと検索エンジンを利用する時の大部分が「情報」の検索になります。
このことについて詳しく書かれている記事があったので紹介します。
検索は3種類に分けることができる
検索エンジンでの検索は大きく3つの種類に分けることができます。
- 情報や知識を探したい(インフォメーショナルクエリ)
- 特定のサイトに移動したい(ナビゲーショナルクエリ)
- 購入や予約など取引したい(トランザクショナルクエリ)
普段利用する検索の多くはインフォメーショナルクエリとなり、特定のサイトに移動するナビゲーショナルクエリや商品の購入や予約をするトランザクショナルクエリを利用する機会はわずかです。
検索の85%は情報収集を目的とした購買欲の低い検索クエリ
それぞれの検索を利用する割合をみてみましょう。
下のグラフは検索ボリューム全体に占めるそれぞれのクエリの種類の割合で、その内訳はインフォメーショナルクエリが85%、ナビゲーショナルクエリが10%、トランザクショナルクエリが5%、となっています。
ネットショップのアクセスが伸びないのはそもそもの検索数が少ないから
ネットショップのアクセスがなかなか伸びにくいのも、トランザクショナルクエリは検索エンジンを利用した場合の数%程度しかないために、検索の際に目に触れる機会がそもそも少ないという理由が大きいです。
また、ネットショップがそもそもSEOでの順位表示に向いていないというのもSEOでネットショップのアクセスを上げるのが難しい理由にもなります。
次は検索エンジンの表示とクリック広告についても説明したいと思います。
クリック広告がネットショップには適している
先ほど紹介した検索の種類ですが、これらの検索の種類を検索エンジンは判断して、広告の表示率を変えています。
リンク先には画像データなどもありますが、ここではテキストデータのみを引用します。詳しい内容を知りたい方はリンク先のサイトをご覧ください。
SEOに関して非常に有用な情報を公開しているサイトなので勉強になります。
インフォメーショナルクエリでは広告が表示されにくい
- 広告の表示を控えめにする
- 情報や知識を得られるコンテンツを優先して表示する
- 階層が深くても情報の置かれた場所をピンポイントで示す
- 販売を目的としたセリングの表示を減らす
インフォメーショナルクエリの自然検索結果への露出は、販売を目的としたセリングでは困難です。これは「調べ物をしてるときに売り込みは見たくない」という検索者の意図であり、それを汲んだ検索エンジンの意図でもあるためです。
トランザクショナルクエリでは広告が表示されやすい
- トランザクショナルクエリの検索結果画面においては、広告の表示領域を拡大し、広告クリックへと強く誘導する意図が見える
- 自然検索の結果は下部に追いやられ、しかも似たり寄ったりのショップばかりになり、クリックすべきリンクを判断しにくい
- 自然検索のリンクとリスティング広告のコピーを比べると、自然検索は雑多で過剰な印象を受け、リスティング広告のほうはすっきり見やすく魅力的に見える
このような検索結果画面からより多くのクリックやCVを獲得したいのであれば、最適な解は「良い位置に広告を出稿する」となるでしょう。
ネットショップをSEOで強化するのはそもそも難しい
インフォメーショナルクエリでは広告表示は控えめに、トランザクショナルクエリでは広告表示が多めになるように検索エンジンが調整しているということです。
つまり、ネットショップをSEOで強化するのはそもそも難しいという話にもなっています。
なので、ネットショップを作成したらまず広告を利用してアクセスを強制的に集めてみるというのも非常に有効な手法となっています。
SEOによるアクセスアップに潜む2つの欠点
SEOを利用したネットショップのアクセスアップは2つの欠点があります。
- サイトが評価されるのに3ヶ月程度の時間がかかる
- いいコンテンツでないと評価されないので手間がかかる
これらに時間をかけるくらいなら、最初から広告をがっつり利用してアクセスを集め、早くからネットショップから販売実績が出るようにするのも非常に有効な手段です。
クリック広告を使って大量のアクセスを集めるのもサイト改善に効果的
購入実績や問い合わせから、ネットショップがどの顧客層に需要があるかや不足している情報などが分かってきますから、SEOでの強化を行うのはそれからでもいいという考えも当然あります。
また、ネットショップの商品と価格によっては、広告でアクセスを集めても売れないということがたまにありますが、これは商品そのものか販売価格設定に間違いがあるので、そこを解決しない限りSEO対策をしても無意味です。
ネットショップを運営するには、クリック広告とも上手く付き合っていく必要があります。
これは以前の記事「クリック広告って何?|グーグルアドワーズについて」で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。
コンテンツとは娯楽や共用のこと・情報や事実ではない
SEOにはコンテンツが大事という話は、少しネットについて学習した人なら誰でも知っていることだと思います。
ただ、コンテンツというものを誤解して理解していたり、中には間違った理解を多くの人に広めていたりする人が多いので、コンテンツについてしっかり理解しておくことはSEOを強化するためにも重要です。
コンテンツの理解=コンテンツでないものを知ること
コンテンツを理解するためには、逆説的ですがコンテンツでないものを理解することが近道です。
コンテンツではないもの
- 教養または娯楽に属さない
- 著作物(創造的活動により生み出されたもの)でない
例えばですが、店舗の住所や電話番号、商品の値段やサービス紹介などは、コンテンツとは言えません。
多くのネットショップは店舗のことや商品やサービスについての情報をネットショップに記載していると思いますが、SEOに最も必要な情報は全く違うものなのです。
店舗の住所や電話番号のように、単なる事実はコンテンツではありませんし、商品の値段やスペック、サービス紹介などは教養にも娯楽にも属しませんからコンテンツとは言えません。(セリングと呼ぶのが適していると思います)
この部分を多くの人は誤解しています。
商品情報やカタログスペックの記載はSEOに効果がない
商品についての情報をたくさん載せてもSEOには効果がないのです。
一番必要なものは、生活の知恵や知識などの困っている人に役立つ情報だったり、人々を楽しませる面白い画像だったり映像のことなのです。
ネットショップで商品を販売しているのであれば、その商品をどのように使うとどういった問題が解決できるのかや、商品を取り扱うプロだからこそ、困っている人に役立つ豆知識などを提供できるはずです。
リアルの店舗運営者ならすぐ分かる来店客が求める情報
特にリアルで店舗を運営している人なら、来店した方が質問してくることに、ある程度傾向があったり、頻繁に聞かれることがあったりと、コンテンツとして載せるべきことに気づきやすいと思います。
一番必要なのはこういった情報なのです。
関連記事「【SEO対策】独自ドメインのメリットや取得方法・ワードプレステーマやプラグインについて」
お手軽な価格でネットショップが作りたい方にはカラーミーショップがおすすめ
カラーミーショップはリアルな店舗を持っていなくても、ネットを通じて商品を販売する楽しみを多くの人に実感してもらえるショッピングカートです。
これまでに23万を超えるユーザー様からお申込みをいただいております。
プラン比較表 | エコノミー プラン |
スモール プラン |
レギュラー プラン |
ラージ プラン |
---|---|---|---|---|
月額利用料金 (税込) |
900円~ ~1,080 円 |
1,332 円 | 3,240 円 | 7,800 円 |
初期費用 (税込) |
3,240 円 | 3,240 円 | 3,240 円 | 3,240 円 |
販売手数料 (税込) |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ディスク容量 | 0.2GB | 0.2GB | 5GB | 100GB |
1商品あたりの 画像枚数 |
4枚 | 4枚 | 50枚 | 50枚 |
グーグルアナリティクス eコマース設定 |
なし | なし | 有 | 有 |
FTPオプション | 簡易版 | 540 円 (月額) |
無料 | 無料 |
↑の表は簡易版です。料金について詳しくは詳細ページをご覧ください。
ネットショップ作成のASPは他にもありますが、カラーミーショップ はコストパフォーマンスのいいおすすめのネットショップ作成サービスです。
月額費用を安くネットショップを作成したい方にはカラーミーショップ がおすすめです。ネットショップ作成サービスの比較なら
ネットショップ作成ASPは他にもメイクショップやBASEがあります。ネットショップ作成サービスの比較検討をしたい方はこちらもご覧ください。