お名前.comなど独自ドメイン取得サービスで希望の文字列から独自ドメインを利用すると、末尾の「.com」「.jp」「.xyz」などでかなり値段に幅があるのに気付く方もいると思います。
独自ドメインはそのドメインで運用するサイトにピッタリ合ったものにすればよく、値段が高いドメインの方がSEOの効果もあるといったことはありません。
あくまでもウェブサイトの評価は内容でされるものです。ただ、ちょっとした工夫で独自ドメインを利用してウェブサイトのSEOを強化することもできます。このページでは独自ドメインの選び方について説明します。
この記事をご覧の方には「独自ドメインを取得するメリット|SEO対策とサーバー変更リスク低減」も参考になります。
独自ドメインの末尾が違うと何が変わる?
一番分かりやすい独自ドメインの末尾の違いは値段です。「.com」「.jp」「.xyz」など様々なドメインがあり、ドメインの値段は「.」(ドット)の後ろにつく文字で決まってきます。
「.com」なら1060円/月、「.net」なら680円「.jp」なら2580円「.link」や「.click」「.xyz」なら99円/月など値段にはかなり幅があります。
※ドメインの価格は時期によって変動することがあります。
また、ドメインにはウェブサイトのジャンルや運営している国などが分かるようにする効果もあります。
実際にはそこまで気にする必要もありませんが、このジャンルやドメインの分類を理解しておくだけでも自分のウェブサイトに最適なドメインがどれになるのかが分かると思います。
ドメインについては日本ネットワークインフォメーションセンターが分かりやすいページを作っていたので一部引用します。
トップレベルドメイン・ドメインの意味・区分け(例) ドメイン 用途 登録対象 .com 商業組織用 世界の誰でも登録可 .net ネットワーク用 世界の誰でも登録可 .org 非営利組織用 世界の誰でも登録可 .info 制限なし 世界の誰でも登録可 .biz ビジネス用 ビジネス利用者 .jp 日本のサイト 日本のサイト利用者全般 .co.jp 日本のサイト 株式会社、合同会社、有限会社など
よくある「.com」や「.net」「.info」などにも用途の区分けが存在しています。
「.jp」は日本のウェブサイトであることが一目で分かるドメインになっています。「.co.jp」も日本の会社組織であることが一目で分かるドメインです。
値段は一番高いドメインでも大した金額にはなりません(年間1万円程度)から、なるべくサイトの特性に合ったものを選んだほうがいいかもしれません。
ただ、値段が高いドメインであるからといって、SEO効果が高いわけではありません。それほどドメインにこだわりがなければ、一番安い「.xyz」などのドメインを利用してもいいと思います。
独自ドメインはウェブサイトの内容に合ったもの
ドメインの末尾でサイトのジャンルなどを分類できることを紹介しましたが、独自ドメインの決定で最も重要なのは、「.(ドット)」前の文字列をどのようなものにするかだと思います。
会社名でウェブサイトを作成するなら、会社名で独自ドメインを作成するのが最もぴったりで応用も効き、名前でのSEOの強化にもなります。
会社の場合は市況によってメインとなる事業が変わる場合もありますから、メインとするジャンルでドメインを取得すると、事業の転換を図る時にドメインがサイト内容と一致しないということにもなりかねません。
なので会社や店舗など固有名詞があるウェブサイトを作成するなら名前でドメインを登録するのが最も適していると言えます。
個人ブログでも自分の名前でドメインを取得しておけば、ブログのジャンルに制限がなくなるので適していると言えるかもしれません。
また、当サイトのようにレンタルサーバー情報の紹介をするページなどの場合、「server」などそのジャンルで独自ドメインを取得するのが一番です。
このサイトではドメインに「seotaisaku」を利用していますが、これは以前私が運営していたブログのドメインを再利用したものなのですが、ドメインは登録から年数が経っている方が信頼性が高いので、その効果を利用する狙いで現状のドメインとなっています。
SEO効果で選ぶならドメインの関連性に注目する
例えば「テレビ」の内容についてのウェブサイトを作成する場合、ドメインの前半に「tv」などを利用することも考えられますが、ドメインには「.tv」もあります。
この「.tv」を独自ドメインに利用することで、検索エンジンからもテレビの内容について書かれているウェブサイトと判断されることがあるかもしれません。
独自ドメインには様々なものがありますから、ウェブサイトで取り扱うジャンルに似た文字列となるドメインを選択するのも1つの方法です。
ドメインの末尾でサイトのジャンルを分けているという説明もしていますが、検索エンジンはあくまでサイトの内容について判断しています。
以前はテクニカルなSEOが主流で、サイト内容は2の次であることも多かったのですが、最近ではクローラーの能力も向上し、検索結果を適切に表示できるようサイト内容をより細かく分析しているようです。
ただ、ドメインに関連ワードを含めるといったテクニカルなSEOが全く通用しなくなったかというとそうでもなありません。
検索結果の適切な表示のために必要な要素が増えたため、今では数ある判断基準の1つになっているという理解の方が適切です。
それでも判断基準の1つである点は今でも変わっていませんから、利用できる要素は利用しておいた方がいいと私は考えています。
まとめ
- 独自ドメインで適切にサイトのジャンルを知らせることができる
- ドメインの末尾(.jpなど)はそこまで重要ではない
- 独自ドメインはサイトの内容に合ったものが1番
- テクニカルなSEOもまだまだ有効
できる限りウェブサイトの内容に合ったドメインを取得するのが望ましいのですが、独自ドメインの持つSEO効果はそれほど重要視するものではなくなってきています。
値段で独自ドメインを選ぶのも1つの選択肢ですし、中古ドメインを利用するのも手です。
また、初めて作るウェブサイトの独自ドメインを固有名詞にした場合、検索エンジンに評価されるまでに数ヶ月ほどの時間がかかるのが普通です。
ただ、この独自ドメインが評価されるようになったらライバルが存在しない最強の独自ドメインにもなり得ます。
結局ウェブサイトの目的に合った独自ドメインを利用するのが1番ですね。
関連記事「【SEO対策】独自ドメインのメリットや取得方法・ワードプレステーマやプラグインについて」
独自ドメインの取得ならお名前.comがおすすめ
- 独自ドメインの取得は安心できる会社から行うのがおすすめ
- 独自ドメイン登録は「お名前.com」がおすすめ
- 独自ドメインの末尾にこだわる必要はそれほどない
これで独自ドメインの取得方法についての説明は終わりです。独自ドメインを取得するメリットや独自ドメインの選び方、WPX・エックスサーバー・ロリポップのネームサーバー設定に関しても説明しているページがあるので、よかったら参考にしてください。
独自ドメインの取得にはお名前.com がおすすめです。