カラーミーショップやBASEを導入しただけで満足していてはいけません。ネットショップの作成はまだ始まったばかりなのです。ネットショップの作成は言わば店舗の外観ができただけの状態です。
これから「商品を並べ」たり「商品を種類ごとに整理」したり「商品のサンプル」を載せたり「商品が検索エンジンにかかるよう工夫」したり「サイトのアクセス分析」をしたり「新しく作ったページを検索エンジンに登録」したり「サイトのアクセスアップ」の施策を考えたりとやることは尽きません。
ネットショップを作成してから、お客さんがやってきて商品が売れるようになるまでは想像を超える努力が必要になります。これはリアルの店舗とそう変わることはありません。
今ではネットショップは珍しいものではなくなっています。あなたのネットショップにお客様を呼び込む工夫をしなければ、その他大勢のネットショップに埋もれてしまうことでしょう。
基本的にカラーミーショップとBASEのアクセスアップ方法は同じになるので、このページではカラーミーショップとBASEのアクセスアップ方法について説明しています。
この記事をご覧の方には「【ネットショップ比較】カラーミーショップ・メイクショップ・BASE」も参考になります。


カラーミーショップの商品ページはSEOに弱い!?
「カラーミーショップSEO」とグーグルで検索したときのキーワード候補に「カラーミーショップSEO弱い」が出てくるぐらいには、カラーミーショップがSEOに弱いと感じている人は多いようです。
グーグル検索でもサジェストワードに表示される
グーグル検索より
「カラーミーショップSEO」とグーグルで検索したときのキーワード候補
私はカラーミーショップだけではなく、【MakeShop】、BASEでもネットショップを作成していますが、正確には「ネットショップはSEOに弱い」と思っておいた方がいいレベルで検索エンジンとネットショップの相性は悪くなっています。
SEO対策=Google対策となる理由
このあたりはグーグルの理念が関係してきます。
グーグル以外にも検索エンジンはあるのですが、日本の場合、グーグルとヤフーが検索エンジンでのシェアをほぼ独占している状態で、その割合は合計で90%以上となっています。
シェアの内訳はグーグルが約60%、ヤフーが約30%となっています。また、ヤフーの検索システムはグーグルの検索アルゴリズムを利用しています。
そのため、若干順位などに違いは出ますが、グーグルの付ける検索順位が90%以上の確率で影響してくるということになります。
参考:検索エンジンシェア1位は?日本と世界のランキング推移比較
Googleの検索品質に関して
ウェブサイトやネットショップのアクセスアップ(=SEO)を考える場合、グーグルの企業研究は切っても切れないものとなります。
というわけで、グーグルの理念にざっと目を通しておくことにします。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 検索結果ページには、その内容と関連性のない広告の掲載は認めません。
- Google は、派手な広告でなくても効率よく宣伝ができると考えています。
- Google が掲載する広告には、スポンサーによる広告リンク(スポンサーリンク)であることを必ず明記しているため、検索結果の完全性が損なわれません。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
グーグルの理念より一部抜粋
詳しく確認したい方はリンク先を参照いただくようお願いします。
※リンク先の内容は現在変更されています。
ネットショップがSEOに弱い理由
ネットショップに関わりのある理念は、「1」「3」「4」「5」「6」になると考えられます。
グーグルの理念をある程度要約すると、ネットショップにアクセスを集めるためには↓のような考えでサイト作成をする必要があると理解できます。
- 購入前にユーザーが欲しいと思っている情報を提供できているか?
- サイトの表示が速く、携帯電話でも見られるようになっているか?
- 商品ページが商品の売り込み(自慢)ばかりになっていないか?
自分が検索エンジンを利用する時や商品を購入する前に何をしているかを考えると上記の意図が分かると思います。
ユーザーが欲しい情報や調べることは「商品がいかにすばらしいものか?」ではなく、「悩みを解決する手段として商品が必要になる」場合や、「商品を購入することで得られるメリット」があるから商品を購入します。
決して「商品の購入自体は目的にならない」ことを頭に入れた上で、商品ページを作っていく必要があるでしょう。
この考えは、商品を売る側に回った瞬間に忘れてしまいがちなことです。悩んだ時は初心にかえる(=ユーザー目線で考えてみる)のが効果的です。
商品購入に関係の深いキーワードは検索の15%以下
ネットショップの商品ページが検索されにくい理由の1つに、そもそも検索エンジンを利用して商品を購入する機会は検索エンジンを利用した行動全体から考えると少ないことが挙げられます。
自分が検索エンジンを利用する時のことを考えても商品購入に関わる検索をする機会は少ないでしょう。
検索の種類とその割合について
普段利用する検索の多くはインフォメーショナルクエリと呼ばれ、情報などを検索する検索クエリです。
特定のサイトに移動するナビゲーショナルクエリや商品の購入や予約をするトランザクショナルクエリを利用する機会はわずかです。
それぞれの検索を利用する割合をみてみましょう。
下のグラフは検索ボリューム全体に占めるそれぞれのクエリの種類の割合で、その内訳はインフォメーショナルクエリが85%、ナビゲーショナルクエリが10%、トランザクショナルクエリが5%、となっています。
検索エンジンのほとんどが「自分の知らない情報や調べたい情報を検索する(=インフォメーショナルクエリ)」ことに利用されています。
全体の85%を占めるインフォメーショナルクエリは購買意欲が低い
これらのインフォメーショナルクエリは商品購入にはほとんど関わりがありません。
商品購入に関わるとしても「商品情報」や「商品比較」「悩みの検索」など情報収集が主で、その段階ではユーザーも商品を購入する意欲は高くありません。
ネットショップのアクセス数が低くなるのはこの検索の性質が原因となっています。
ユーザーが商品購入までに必要とする情報欲求に適切に応えることができれば、ネットショップのアクセスも上げることができます。また、適切な情報を提供しているサイトからの商品購入確率は高くなるはずです。
サイトへのアクセスを増やすためには被リンクも大事
商品に対して適切な情報を提供するために最も近道となる方法は商品ページを充実させることです。
ただ、カラーミーショップの商品ページは、ワードプレスなどに比べると編集もやや面倒で、そこまでSEOに適しているものでもありません。
カラーミーショップのページ内容を充実させるのは難しい?
なので、私がカラーミーショップで商品ページを作る時は、ページを概要のみで整理した作りにします。商品ページには最低限の注意書きと、利用に関する情報を箇条書きで並べ、それぞれに対応するブログ記事を外部サイトとして作成します。
商品ページから外部のブログページへのリンクも貼り、ブログ記事のページ内容に関わる商品があれば、商品ページへのリンクも作成します。
私がワードプレスで外部サイトを作成する理由
商品販売用の説明だとグーグルから売り込みと判断されることが多いため、グーグル検索での順位は低くなりがちです。
ネットショップを運営している方の多くは自店へのアクセスアップで悩んでいるのではないかと思います。
私もその一人で、一時期は商品ページに「テキスト情報が少ないせいでクローラーが情報を取得できない」かも知れないと考え、商品ページに説明分を多く足すような施策も行いましたが、それほどページの露出を上げる結果には結び付きませんでした。
それよりも、カラーミーショップとは別に外部にブログを作成し、そのブログで商品についての説明を記載した方がSEOの効果がありました。
ショップのページを充実させるより外部ブログの作成の方が効果があった
商品の使い方について詳しく記載したブログ記事に、商品の情報を探している人が多くアクセスしてくれるようになるまで時間はかかりませんでした。
商品説明ブログ記事から商品ページにはリンクも付いていますし、商品ページから商品説明ブログ記事に移動することもできるようにしています。
この形式に変更してからネットショップのアクセスが倍近くまで増えたので、カラーミーショップのアクセスアップには一番効果的なSEO対策だと現時点(2016年5月4日)では考えています。
※2018年4月25日現在でも有効です。
PPC広告の利用をするならMakeShopの方が適している
最近はやりとなっている商品販売LPを作成して、がっつりPPC広告(クリック広告)をかけて見込み客を呼び込む方法もネットショップには有効な手段となっています。
ですが、この方法を利用するならカラーミーショップよりも【MakeShop】の方が適していると私は考えているので、この方法に関しては【MakeShop】で作成したネットショップのアクセスアップ方法で紹介することにします。
まとめ
以上のように、カラーミーショップで作成したネットショップのアクセスアップ方法は下記の3点にまとめられます。
- ネットショップの商品ページはSEOに弱くなっている
- そもそも買物に関わる検索ワードは検索全体の15%以下と少ない
- 商品ページを見てもらうための工夫はいくらしてもいい
今ではネットショップの作成自体はさほど難しくありません。正直な話、やる気さえあれば誰でもできることです。ネットショップ作成で一番難しいのは「集客」と「購入(CV)」です。
どうやって自分のネットショップに人が来てもらえるようにするのか、来てもらったお客様がどういうきっかけで商品を購入するのかなど、真剣に考えてサイト作成をしなければ、売れるネットショップを作ることは難しいでしょう。
売れるネットショップを作成するために
ネットショップの作成は言わば店舗の外観ができただけの状態です。
「商品を並べ」たり「商品を種類ごとに整理」したり「商品のサンプル」を載せたり「商品が検索エンジンにかかるよう工夫」したり「サイトのアクセス分析」をしたり「新しく作ったページを検索エンジンに登録」したり「サイトのアクセスアップ」の施策を考えたりとやることは尽きません。
各ページの内容を参考にして、売れるネットショップを作っていきましょう。
関連記事「【カラーミーショップ】について」

お手軽な価格でネットショップが作りたい方にはカラーミーショップがおすすめ

カラーミーショップはリアルな店舗を持っていなくても、ネットを通じて商品を販売する楽しみを多くの人に実感してもらえるショッピングカートです。
これまでに23万を超えるユーザー様からお申込みをいただいております。

プラン比較表 | エコノミー プラン | スモール プラン | レギュラー プラン | ラージ プラン |
---|---|---|---|---|
月額利用料金 (税込) | 900円~ ~1,080 円 | 1,332 円 | 3,240 円 | 7,800 円 |
初期費用 (税込) | 3,240 円 | 3,240 円 | 3,240 円 | 3,240 円 |
販売手数料 (税込) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ディスク容量 | 0.2GB | 0.2GB | 5GB | 100GB |
1商品あたりの 画像枚数 | 4枚 | 4枚 | 50枚 | 50枚 |
グーグルアナリティクス eコマース設定 | なし | なし | 有 | 有 |
FTPオプション | 簡易版 | 540 円 (月額) | 無料 | 無料 |
↑の表は簡易版です。料金について詳しくは詳細ページをご覧ください。

ネットショップ作成のASPは他にもありますが、カラーミーショップはコストパフォーマンスのいいおすすめのネットショップ作成サービスです。

ネットショップ作成サービスの比較なら
ネットショップ作成ASPは他にもメイクショップやBASEがあります。ネットショップ作成サービスの比較検討をしたい方はこちらもご覧ください。
